2019年07月08日

日盲連 令和元年度定時評議員会について

 去る5月下旬に札幌市で開催された日盲連 令和元年度定時評議員会について、出席した小川常務理事から報告がありましたので、ご覧ください。
 以下、小川常務理事からの投稿です。

 日盲連令和元年度定時評議員会は、全国盲人福祉大会の初日(5月26日)ニューオオタニイン札幌において開催され、評議員69名中60名が出席しました。
 竹下会長のあいさつでは、地方で行われる全国大会の意義、改正障害者雇用促進法と読書バリアフリー法に関しての最新情報、国土交通省ホームドアワーキンググループの動きについての報告が行われました。
 地元、近藤会長のあいさつでは、20年かけて札幌市内の地下鉄全駅にホームドアを設置することができたとの報告もありました。
 議事では、平成30年度事業報告並びに決算報告が審議、承認されました。
 質疑の一部を紹介します。

 読書バリアフリー法の制定後のロービジョン対策について
 回答。マラケシュ条約での区分け、都道府県での努力目標の設定、関係者に4協議機関を設置。
 
 盲老人ホーム入所要件の緩和について
 回答。老人ホームの所得制限に県定数中の視覚障がい者の割合を勘案させたい。

 前回のブロック長会議の内容について
 回答。会議の持ち方、青年層の取り込み方について議論があった。
 意見 各委員会などの協議内容を公開してほしい。

 夜間に鳴動しない信号機や歩車分離式信号機の対応の仕方は?
 回答。新しいシステムの開発の段階で意見を言えるよう呼び掛けている。
 意見 手元で信号の色が識別できるものの開発を要望する。

 ほかに、セルフレジについては意見を集めて検討を加えたいとの回答があり、また、宅配ボックスの問題も出ていました。

 続いて、理事19名、監事3名の選任が行われました。
 中国ブロックからは岡山県の片岡美佐子会長が理事に選任され、本県の小川会長は日盲連副会長職及びあはき協議会会長職を退任しましたが、監事3名中の一人として残ることになりました。

 その他としてあんま師等法19条訴訟における活動協力のお願いがあったこと、会名変更は10月1日を目標に手続きを進めること、弱視者問題対策部会は7月7日、第1回目の会合を持ちたいこと、ロービジョンネットワークを全国に広げてほしいとの呼びかけがあり、閉会しました。
 後刻行われた理事会で正副会長の選任が行われ、会長に竹下義樹(京都府)、副会長に近藤久恵(札幌市)、逢坂清隆(岩手県)、野口豊(長崎県)の3名が選出されました。

 定時評議員会資料、墨字著点字及び全国盲人福祉大会の展示資料をライブラリー事務局に保管していただきますのでご利用ください。

 島根県視覚障害者福祉協会 事務局
 電話(0852)24−8169

posted by しまね県視障協 at 18:47| Comment(0) | お知らせ
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